医療の急速な変化にも自由な発想で柔軟に対応できる臨床能力に秀でた薬剤師を目指しましょう

本学薬学部は2007年4月に開設されました。

学部設置時に掲げられた本学薬学部の主たる目的は、「薬学の最新知識のみならず、医療人としての総合的な知識、技能、態度を備えた薬剤師の養成」です。この目的を達成すべくこれまで、他の医療系学部との密接な連携のもと、「総合的な視野から問題発見と解決の能力を持ち、実践を重視した専門的な知識と技術を修得した人材」を育成することに専心してきました。

本学薬学部の最大の強みは、薬剤師養成のための教育環境が充実していることです。

特に、特筆すべき点は次の四点です。まず、医学部、歯学部、薬学部、看護学部が同じキャンパス内にあり、現在の医療に欠かせないチーム医療を強く意識した学部間連携講義、いわゆる多職種連携教育が入学時から行われています。次に、実務実習の場である本学附属病院へは連絡通路一本で往来できる環境にあることから、薬剤師のみならず医師や歯科医師、看護師の存在をより身近に感じながら、臨床現場と密接に連携した実務実習が可能です。さらに、地域の抱える医療問題をテーマとして、薬学部のある矢巾町と協力しながらその解決を目指す学習機会があることで、地域医療のあり方を学ぶことができます。最後に、被災県だからこそ実経験に基づいた災害時医療についても深く学ぶことができます。すなわち、本学薬学部は、1)他学部同級生と共同した学びの場、2)身近に存在する先輩医療人からの手厚い指導体制、3)地域に学ぶ医療教育、および、4)被災県としての経験を将来に生かす教育、という、他大学にはない独自の教育コンテンツを提供することができます。

教育だけではありません。

研究においても学部内はもちろんのこと、他学部や本学附属病院との共同研究も盛んにおこなわれています。研究内容は、基礎および応用研究や、臨床の現場を意識した臨床研究など多岐にわたり、現時点だけでなく10年後や20年後の医療を見据えた研究に携わることができます。

このように、充実した教育・研究環境を最大限に生かしながら、本学薬学部は、臨床能力に秀でた知識、技能および態度を兼ね備えた薬剤師養成教育を実践することを通じて、学生個々が自己成長しさらに自己実現を果たせるように、学生をサポートしていきます。

薬学部長 河野 富一

(創薬有機化学分野 教授)