今年11月、薬学部2年生は盛岡市内にある岩手県赤十字血液センターを見学しました。これまでにも県内医薬品製造工場の見学をさせていただいてきましたが、生物学的製剤に関する施設見学ははじめてとなります。
献血は人工的には作れない血液を必要な患者へ届ける大切な医療行為であり、誰もが誰かの命のために貢献できるボランティアです。今回の見学では、得られた貴重な血液を材料とする血液製剤に、多くの工程と厳しいリスク管理が必要であること、薬剤師も保管や品質管理など重要な業務を担っていることを学びました。
学生たちの感想には、「血液製剤は、献血してくれた人たちの善意と医療従事者の細かい配慮によって成り立っている医薬品であることを知った。」「献血者の安心と患者さんの安全の両方を同時に守るため、細かな配慮のもと、多岐にわたる業務を行っていることがわかった。」などがあがりました。
血液製剤に関する知識のみならず、医療人としての心構えも学ぶ大変良い機会となりました。
ご協力いただきました岩手県赤十字血液センターの皆様、ありがとうございました。




