4年生が筋肉注射の実習を行いました

 薬学部で新たな一歩を踏み出しました。10月18日に、薬学部の4年生40人を対象に、筋肉注射(ワクチン接種)の実習を初めて行いました。この実習は、将来、薬剤師によるワクチン接種実施に向けた職能拡大を見据えて導入されたもので、薬学部と看護学部の連携のもと、学生たちは筋肉注射によるワクチン接種の技術習得だけではなく、患者とのコミュニケーションに至るまで、一連の接種プロセスに取り組みました。

 実習を経て、学生たちは「患者さんへの寄り添った医療提供の大切さを学んだ」「薬剤師もワクチン接種できるようになれば、薬剤師の役割を拡大できる」と期待を寄せていました。この実習を企画した臨床薬剤学分野朝賀純一准教授は、「実習を通じて基礎知識と技能を学ぶことで、将来(注射を)打てるようになる基盤を築けた」と語っていました。

  薬学部では、今回の実習をきっかけに、2024年度以降もワクチン接種の実習を必修科目として継続する方針を示しました。この取り組みは、看護学部と薬学部の連携が実現する医療系総合大学である本学の特徴となり、薬剤師の職能向上や、地域のワクチン接種ニーズに対応する人材を育成する狙いがあります。なお、米国をはじめ諸外国では、薬局で薬剤師がワクチン接種を行っており、この取り組みは国際的な潮流にも合致しています。

岩手めんこいテレビ報道

テレビ岩手 10/18(水) ニュースプラス1いわてダイジェスト(4’08″から)


 

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