Dr OZくすりのよもやま話 (30)

くすりの効き方の不思議さ・面白さ・・・(16)

令和310月29日

だんだんと気温が下がってきました。今年の5月頃、私の長年の困った症状である筋緊張性頭痛について書きました。どうもあまりひどくはありませんが、今朝から頭痛がします。そうなりますとやはり、いつも使用している痛み止めの出番です。また、気温が下がってきたことと私自身の筋緊張性頭痛の発現との間の関連はあまり強くはない気がします。あくまでも自分自身の長年の経験によるものです。

私は一応、服用、注射などなどの経路で体の中に入れたくすりの動き、を勉強・研究し、関係する教科を担当する教員です。頭痛薬の錠剤をのんだ後、錠剤に含まれている有効成分によって効果が現れる、それと、効果が現れたあとどのくらいの時間が経過すると効果がなくなるか、ということが自分の専門に近いのです。ただし、のんだ瞬間に効いたと感じることもありえることで、くすりをのんだ→きっと頭痛はおさまる(という期待感)→本当に軽快してくるという精神的な事象に端を発する因果関係によるものだと思います。誤解のないように申し添えますが、精神的な因果関係で辛い症状が緩和することを否定するものではありません。

それどころか、小学生、中学生のころだったでしょうか、私は結構「体調は、気持ちと関係する」と思っていました。いま、この年齢になってこう書くと「全然気の利いた表現ではないなあ。」と思ってしまいます。当時は、もっと伝わる表現ができていたはずなのだが、どうして頭の中に湧いてこないんだろう、と愕然とします。思春期前~思春期の“みずみずしさ“が失われてしまうことの典型かもしれません。

さて、久しぶりの頭痛に対していつもの錠剤をのんでみました。

本日の「くすりの効き方の不思議さ・面白さ・・・(16)」を書き始める直前に服用したのですが、徐々に軽快する感じが得られてきつつあります。長年の付き合いですから、頭痛を感じるとき、頭痛が去っていくときの速度感、変な表現ですが、私にとってはこの表現が結構はまります。

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