Dr OZくすりのよもやま話(1)

くすりがいきなり効きすぎた!

元気に人生を楽しみたい、という私、まだ20代になる前から血圧が急上昇、19歳のある日の健康診断で、上が160、下が90という立派な高血圧患者の仲間入りをしてしまいました。これは本態性高血圧、結局は原因不明ですが、ご先祖様から受け継いだDNAに秘密の一端があるように思っています。何しろ、2世代上の兄弟姉妹、8名のうち、7名が心筋梗塞、脳梗塞で亡くなっていて、生前は血圧が高いんだ、と聞いていましたから。

私も今は、慢性病として高血圧症の患者です。しかし、そこはご先祖様からの教訓を生かそうとして、特に起き抜けの血圧が高いので、それを何とかしようと定期的に医師の診察を受けています。もちろん、起床直後の血圧を測定しています。

平成19年ころから定期的に医師の診察を受け、処方せん薬をもらって、起床直後の血圧を測定しています。

「よしよし、徐々に上が130近辺、下も80台になってきたぞ。」と思うようになってきました。一年以上かかりましたね。人間よいことしか言わないのですが、ここは正直に申し上げれば、「今日は上が140、下は90だ。」という日もありました。

ところが、ある朝のこと、「上が96、下が69」という「え~っ、もう一回測定。」という血圧が出てしまったことがありました。もう一度測りましたが、値はほとんど同じでした。特別に体調が悪いことは全くありませんでしたが、非常に驚きました。前の日に何をやったか、いろいろ考え直してみましたが、その時はわからずじまいでした。仕事にいかなければならない慌ただしい時間帯ですし。夜帰宅してまたまたよく考えると、思いつきました。いつもと違う生活が。普段は食べないグレープフルーツを食べてからくすりをのんだことです。おそらくそれでしょう。ある種のくすりとグレープフルーツジュースの組み合わせは気をつけなければいけません。人間、毎日どのような新しいことを無意識のうちにやっているか、なかなか自覚できません。そういうことで、くすりの効き方が一定しないのでしょうね。いろいろ考えることが出てきましたので、少しずつ書いていきたいです。

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グレープフルーツと薬 – 産業保健新聞|ドクタートラスト運営 (doctor-trust.co.jp)

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