オンライン工場見学

薬学部では、本学独自の取り組みとして、2年生と3年生の秋に製薬関連企業の工場見学を行っています。製剤と創薬の現場を見学する事によって、製薬業務とその社会的責任、医療や医薬品を巡る社会的な動向についての理解を深めることができます。また、2年生と3年生で行う多様な学生実習の中で学ぶ手技や知識が製薬業務の中でどのように活かされているのかについてもリンクさせて学んでいます。今年度はコロナ禍の中、実施の可否について苦渋の判断を迫られましたが、受け入れ企業側のご理解とご協力のもと、2、3年生共に実施することができました。

【3年生】当初、2カ所の工場に分かれての見学を予定していましたが、一社は県内での新型コロナウイルス感染者の発生に伴い、受入が中止となりました。幸い、もう一社のシオノギファーマ金ヶ崎工場様が学年全員の受入を承諾頂き、10月22、26日に見学が実施されました。薬品の製造現場を見学する貴重な機会となりました。

【2年生】11月18、19日にシミックCMO西根株式会社様を見学する予定でしたが、県内における新型コロナウイルス感染者の増加を考慮し、直前に訪問は中止となりました。しかしながら、担当者の皆さまのご尽力によって、急遽オンラインでの見学を実施頂きました。学生はいつもの講義室での視聴ということもあってかリラックスして参加し、質疑応答の時間として設定した15分を大幅に超えて、スクリーンの向こうの工場側の皆さまとのコミュニケーションを楽しみました。薬学部生が卒業後に製薬企業で活躍する道もあることを知り、視野が広がったことと思われます。

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